木肌

今年はゆっくりした歩みに。私たちの中に植物のことを少しずつ蓄えていけたように思う。花、木、草、土、砂、石といった大きく捉えると自然物そのものに、私たちは興味を持ち、美しさを感じている。一つずつ丁寧にお伝えできるよう、また来年も動いていこう。活動が見えづらい中、いつも見守ってくださりありがとうございます。写真は百日紅......

木肌

今年はゆっくりした歩みに。私たちの中に植物のことを少しずつ蓄えていけたように思う。花、木、草、土、砂、石といった大きく捉えると自然物そのものに、私たちは興味を持ち、美しさを感じている。一つずつ丁寧にお伝えできるよう、また来年も動いていこう。活動が見えづらい中、いつも見守ってくださりありがとうございます。写真は百日紅の木肌。ひときわ白く、惹かれた。夏の鮮やかな花が目に浮かぶ。

アロエ スプラフォリアータ

これからどんどん大きくなると思う。開いた本のようにみえることから、"Book Aloe"と呼ばれているそうだ。しっかりお日様に当ててあげると赤く色づいていくようで、暖かくなったらたくさん日光浴させると決めている。このアロエの土は私たちがブレンドしたもの。硬質の鹿沼土とヤシ殻の燻炭、朝明砂という......

アロエ スプラフォリアータ

これからどんどん大きくなると思う。開いた本のようにみえることから、"Book Aloe"と呼ばれているそうだ。しっかりお日様に当ててあげると赤く色づいていくようで、暖かくなったらたくさん日光浴させると決めている。このアロエの土は私たちがブレンドしたもの。硬質の鹿沼土とヤシ殻の燻炭、朝明砂という川砂を組み合わせた。アイボリーと黒のコントラストと少し光沢のある砂が相まって見た目もすごく綺麗にできたと思う。水の捌けもとても良く管理しがいのある気持ちの良い土になった。植え替えという作業はすごくシビアだが、鉢で育てる限り必要。用土選びに正解はなく植物が置かれる環境に応じて適する土は変わる。植物にとって居心地が良くて、管理もしやすく景観も損なわない最適な土をブレンドできるようになりたい。

落ち葉を飾る

ぽかぽかする日も多く、今年は緩やかな紅葉を楽しめている。空や足元を見ながら色づいた様々な形の葉を見つけた。ユリの木通りという豪徳寺の駅に続く静かで気持ちのいい通りには、葉柄が長いユリの木の葉が落葉して、生垣に刺さっていた。その風景を見て、花瓶に飾りたいと思った。二人でもくもくと集め、ブーケのように手に持って......

落ち葉を飾る

ぽかぽかする日も多く、今年は緩やかな紅葉を楽しめている。空や足元を見ながら色づいた様々な形の葉を見つけた。ユリの木通りという豪徳寺の駅に続く静かで気持ちのいい通りには、葉柄が長いユリの木の葉が落葉して、生垣に刺さっていた。その風景を見て、花瓶に飾りたいと思った。二人でもくもくと集め、ブーケのように手に持っていると子供たちが指をさしたり、おばあちゃんもじっと見て微笑んでいた。濃い赤紫色のシンビジウムを組み合わせて、水色が差し色の花瓶に飾った。水色が少し空のようで、外で見た紅葉の風景をそのまま持ってこられたようで嬉しくなった。                 

コンポスト

花はなるべく土に還す。混ぜ込んでいた植物はだいたいが姿を変えていった。山で植物が逞しく生きているのは、自然の中で適切な循環が行われているから。土は動物の移動によって耕されて、それらの糞尿は良質な肥料へと。虫が花粉を運び、新しく命を宿す。植物にとっての害虫も、その天敵である益虫が退治してくれる。あえてそこに介入......

コンポスト

花はなるべく土に還す。混ぜ込んでいた植物はだいたいが姿を変えていった。山で植物が逞しく生きているのは、自然の中で適切な循環が行われているから。土は動物の移動によって耕されて、それらの糞尿は良質な肥料へと。虫が花粉を運び、新しく命を宿す。植物にとっての害虫も、その天敵である益虫が退治してくれる。あえてそこに介入するならば、知性をもって行動と態度を見極める必要があると思う。あくまでも自然に、循環の邪魔をしない良き塩梅で。それが一番難しいけれど…。植物のためにも自分たちのためにも、植物と自分たちをどう関わらせるのが心地よいのか、模索している。

昨日からぱんっぱんっとどこかから音がして、ちょっと怖いなぁと思っていたら、サマーポインセチアの実が弾ける音だった。実から弾け飛んだ黒い種は広範囲に根付く為か、四方に広がっていた。繁殖力も高いので、拾えるだけ拾い育ててみようと思う。サマーポインセチアはショウジョウソウという多年草。花の周りの苞が朱色に染まるのが特徴で......

昨日からぱんっぱんっとどこかから音がして、ちょっと怖いなぁと思っていたら、サマーポインセチアの実が弾ける音だった。実から弾け飛んだ黒い種は広範囲に根付く為か、四方に広がっていた。繁殖力も高いので、拾えるだけ拾い育ててみようと思う。サマーポインセチアはショウジョウソウという多年草。花の周りの苞が朱色に染まるのが特徴で、葉の形はバイオリンの形をしている。サマーポインセチアを購入いただいた方へ、中央部分の膨らんだ緑色の塊が実なので、弾けるのがちょっと怖い場合(ぱぱんっ、と小さく高い音)、種を採りたい場合は実を摘んで袋に入れると暫くしたら自然と弾けてくれる。

切り花だったカランコエ

思い入れのある植物について。カランコエの「胡蝶の舞錦」という品種だ。2020年の誕生日に貰った花束の中、切り花として入っていた。2023年現在も、すくすく育ち、大きくなっている。自分にとって特別な花だ。花瓶に活けて放っていただけで根が生え、土に植えてみたらそのまま成長し始めた。なんて生命力なんだろ......

切り花だったカランコエ

思い入れのある植物について。カランコエの「胡蝶の舞錦」という品種だ。2020年の誕生日に貰った花束の中、切り花として入っていた。2023年現在も、すくすく育ち、大きくなっている。自分にとって特別な花だ。花瓶に活けて放っていただけで根が生え、土に植えてみたらそのまま成長し始めた。なんて生命力なんだろうと、あのときの感動はたくさんの人に味わってほしいなと思う。茎から生えるピンクの根っこがなんとも綺麗。自由に、奔放に。

時計草

時計草が咲いた。咲くかなぁとそわそわしながら眺めていたが、いつの間にか。500もある種類の中には、パッションフルーツを実らせるものもあれば、見た目がすごく派手で同じ花と思えない姿のものもある。花はもともと人の作為や意図の外で独自に命を育み繋げてきた。完成された生態系なんだ。あらゆる花の美しさを紛いなく伝えていけた......

時計草

時計草が咲いた。咲くかなぁとそわそわしながら眺めていたが、いつの間にか。500もある種類の中には、パッションフルーツを実らせるものもあれば、見た目がすごく派手で同じ花と思えない姿のものもある。花はもともと人の作為や意図の外で独自に命を育み繋げてきた。完成された生態系なんだ。あらゆる花の美しさを紛いなく伝えていけたら、花を好きになったいち人間として自分を誇らしく思えるだろう。大切に手がけた花が咲く喜びは、ひとしおだ。

みちのく黄金

今日は母の日。街で花を持っている方をたくさん見かける。花には少し酷な暑さに、心配になってみなさまの手元をじっと見てしまう。花は贈りましたか?写真は花菖蒲のみちのく黄金という品種。蕾からあっという間に咲いてゆき、たらーんとした花弁が弱っているようにも見えてしまうので、少しどきどきしながら観察していた。一番花が......

みちのく黄金

今日は母の日。街で花を持っている方をたくさん見かける。花には少し酷な暑さに、心配になってみなさまの手元をじっと見てしまう。花は贈りましたか?写真は花菖蒲のみちのく黄金という品種。蕾からあっという間に咲いてゆき、たらーんとした花弁が弱っているようにも見えてしまうので、少しどきどきしながら観察していた。一番花がおわって、ズッキーニの花みたいにしゅっと小さくなった花の横から、すぐ二番花が育ちこちらもあっという間に綺麗に咲いてくれた。二度も蕾が膨らんで咲いて、枯れていく。一見弱そうに見えてしまう花にも楽しみ方はたくさんある。少し丁寧に世話をしていると、小さい蕾が咲いたり、根が生えたり、種をつけたりすることもある。散った花びらをそのままテーブルや床に置いておくのも美しい。私たちもその変化をみなさまと一緒に感じながら花と共に過ごしていく。

花を飾ること

3月の終わりごろから、LIFE SPICE SHOPさんへ、再び花を飾りに行っている。お持ち帰りできるチャイのキットなどが並ぶ、物販コーナーを飾る花。メインにはFAT LAVAの花器をお借りして、1ヶ月に数回、花を入れ替えていく。スパイスが香るチャイのお店なので、ハーブやスパイスの花を使うことが一つの大きな......

花を飾ること

3月の終わりごろから、LIFE SPICE SHOPさんへ、再び花を飾りに行っている。お持ち帰りできるチャイのキットなどが並ぶ、物販コーナーを飾る花。メインにはFAT LAVAの花器をお借りして、1ヶ月に数回、花を入れ替えていく。スパイスが香るチャイのお店なので、ハーブやスパイスの花を使うことが一つの大きなテーマだ。先週の金曜日からの花はハーブゼラニウム。徐々にピンクの花が咲いてきて、茎もどんどん伸びていく、可愛らしい花。久しぶりに花を飾りにいくことができて、花を飾ることの必要性を感じた。花はその場に無くても良いものだが、テーブルに花があるだけで印象が変わるのも事実。一度外へ出れば必ず花が視界に飛び込んでくる。奇を衒う必要はなくて、すっと馴染むような当たり前のような花たちをどこかへ位置付けていく。花を見る、触る、感じることの意味を作っていきたい。

セリバヒエンソウ

ちょうど一年くらい前、車でお出かけしているときに見つけた、セリバヒエンソウ。道端にひそひそと咲いていて、あんまり見かけない優しい紫色と可憐な花がどうしても気になって、飲み終えたコーヒーの容器を洗って、根っこごと持ち帰らせてもらった。お家について少しの間は元気でいてくれたが、あえなく萎れてしまった。咲き終......

セリバヒエンソウ

ちょうど一年くらい前、車でお出かけしているときに見つけた、セリバヒエンソウ。道端にひそひそと咲いていて、あんまり見かけない優しい紫色と可憐な花がどうしても気になって、飲み終えたコーヒーの容器を洗って、根っこごと持ち帰らせてもらった。お家について少しの間は元気でいてくれたが、あえなく萎れてしまった。咲き終えた花が種をつけていたので、難しいかなと思いながら小さな鉢に植えて供養したつもりでいたら、今日、もりもりと咲き誇る姿が!私たちが一番びっくりして、大喜びした。持って帰ってきたのは一本だけだったが、花が咲いた分種を植えられたので、今年咲いた花は何本もあった。ほとんど手をかけることなく、雨と太陽を浴びて、すくすく育っていた。雑草と呼ばれるような花だけど、こんなに逞しく、知らずのうちに綺麗に咲いた姿を見せてくれて、本当に嬉しい。自然に咲く花、野生の植物の綺麗さをたくさん伝えていきたい。

クリーム色

花の無人販売 put it "alone"の今回の花が終了した。毎回、あとひとつ作れるかというくらいまで花を購入いただけていて、日々感謝の気持ちでいっぱい。白とクリーム色の統一感が、ひたすら心に優しくて、この花たちを見るたびに、忙しなく薄れゆく気持ちを引き戻してもらっていた。陽が照りつける日和の中、すぐ頭を下......

クリーム色

花の無人販売 put it "alone"の今回の花が終了した。毎回、あとひとつ作れるかというくらいまで花を購入いただけていて、日々感謝の気持ちでいっぱい。白とクリーム色の統一感が、ひたすら心に優しくて、この花たちを見るたびに、忙しなく薄れゆく気持ちを引き戻してもらっていた。陽が照りつける日和の中、すぐ頭を下げてしまう花もあれば、暑さに負けずシャキッとした姿をずっと見せてくれる花もあった。どんな表情も綺麗で、完全に私たちの活力源だ。今日は雨が降らなかった、晴れているのに淀んだ空。花に囲まれて、部屋で一人明日を待ってる。

らしさを消すこと

設立10周年を記念したお祝いの花のご注文だった。私たちは「花が純粋に愛でられること」をとても大切にしている。男性らしくなく、女性らしくない。人の気配すら感じられなくてもいい。ひとりでに咲く花の姿が美しい瞬間もあるからだ。人間の影が見えることで花への視線が澱むなら、私たちは退きたい。まるで野原に咲いている......

らしさを消すこと

設立10周年を記念したお祝いの花のご注文だった。私たちは「花が純粋に愛でられること」をとても大切にしている。男性らしくなく、女性らしくない。人の気配すら感じられなくてもいい。ひとりでに咲く花の姿が美しい瞬間もあるからだ。人間の影が見えることで花への視線が澱むなら、私たちは退きたい。まるで野原に咲いているかのように、花を添えていきたい。

put

putは「何かをどこかに位置づける」という意味。誰かからもらった花、道端で摘んだ花、自分の癒しに買った花。どんな花でも家に飾るとその人の生活に溶け込んでいく。水を吸って元気になったり、エアコンの空気で乾いてうなだれたり。少し手をかけると蕾が膨らんで花が咲く。根が生えて、新芽が出ることもある。一緒に生きている。私た......

put

putは「何かをどこかに位置づける」という意味。誰かからもらった花、道端で摘んだ花、自分の癒しに買った花。どんな花でも家に飾るとその人の生活に溶け込んでいく。水を吸って元気になったり、エアコンの空気で乾いてうなだれたり。少し手をかけると蕾が膨らんで花が咲く。根が生えて、新芽が出ることもある。一緒に生きている。私たちの生活が便利でシンプルになる中で、感情に寄り添ってくれるのは植物なのだと思う。感謝にも似た想いが人に花を飾らせているのだと思う。写真は、母が作ったぬいぐるみ、父が作ったテーブル、私たちが選んだ花と食器、私たちの大好物。ある日の晩ごはんの偶然、思い出にあふれた景色だった。好きな写真。

ヤツデの実

今回はヤツデの実をうなだれるように生けた。一本でボリュームのあるヤツデの実。弱っているのではなく、実の重さで垂れ下がるような造形に。しなやかにテーブルに這うような姿が実の神秘的な形とよく合う。秋から冬には白い花を咲かせ、虫で賑やかになる。実も5月頃黒くなる。スリットの入った大きな葉もユニークで、東京はいたる所......

ヤツデの実

今回はヤツデの実をうなだれるように生けた。一本でボリュームのあるヤツデの実。弱っているのではなく、実の重さで垂れ下がるような造形に。しなやかにテーブルに這うような姿が実の神秘的な形とよく合う。秋から冬には白い花を咲かせ、虫で賑やかになる。実も5月頃黒くなる。スリットの入った大きな葉もユニークで、東京はいたる所で見ることができるので、一年通して観察するのも楽しそう。

宿根スイートピー

昨年に引き続き、恋する豚研究所さんに花を飾りに。今週の花はスイートピー。このスイートピーは「宿根」という、根だけの状態になって冬を越し、毎年花を咲かせる。一般的なスイートピーは可憐で繊細なイメージですが、宿根スイートピーは茎も太く葉も肉厚で、スイートピーがマメ科の植物だと思い知らされるようなくるくるのツ......

宿根スイートピー

昨年に引き続き、恋する豚研究所さんに花を飾りに。今週の花はスイートピー。このスイートピーは「宿根」という、根だけの状態になって冬を越し、毎年花を咲かせる。一般的なスイートピーは可憐で繊細なイメージですが、宿根スイートピーは茎も太く葉も肉厚で、スイートピーがマメ科の植物だと思い知らされるようなくるくるのツルが見える、可愛くて丈夫な花。この時世の中、大きなテーブルのうえにぽつんと花があることが、誰かひとりの癒しにさえなれば。